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『ヒーラー~最高の恋人~』あらすじとネタバレ


主演を演じるのは闇の便利屋「ヒーラー」ソ・ジョンフ役のチ・チャンウク、三流インターネット新聞の記者のチェ・ヨンシンを演じるパク・ミニョンの二人です。

チ・チャンウクは『奇皇后』の主演を演じている俳優さんです。また、パク・ミニョンは『キム秘書はいったいなぜ?』に主演を演じている俳優さんで、二人とも人気の高い俳優さんです。

そして、この作品自体は2014年に放映されたドラマです。

闇の便利屋でコードネーム「ヒーラー」は依頼を受けてそれを解決することが仕事でした。依頼は殺人を除いたものは何でも請け負っていました。彼の夢は無人島を購入して一人で自由に暮らすこと。一方、ヨンシンの夢は憧れの有名記者であるキム・ムンホのような記者になることでした。しかし、現実は三流ネット新聞の芸能専門記者で走り回る毎日でした。そのキム・ムンホとは、実は隠された過去で繋がっていました。なぜ、ジョンフはヒーラーになったのか?ある写真に写る五人の人物とは?

ここからは、あらすじとネタバレを紹介していきます。

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あらすじとネタバレ

“ヒーラー”ジョンフのもとに、ある依頼がきました。それは、ヨンシンの遺伝子を採収することでした。依頼に必要な、遺伝子の元となる毛髪を手に入れるために、ジョンフはヨンシンの尾行をします。その尾行に気づき、逆に追いかけるヨンシン。そして二人は対面します。それが二人の初めての接点となりました。
その後、同じ依頼主から、今度はヨンシンのことについて、調査を続行するように依頼が来ました。なぜヨンシンの尾行を続けさせるのか?ジョンフはひっかかり、依頼主について部下に調査をするように命じます。そして、調査をしていくうちに匿名の依頼主が、チェイル新聞の有名記者であるキム・ムンホであることが分かります。そして、彼の兄の妻であるミョンヒの存在を知ることとなります。ムンホについて調べるために、ジョンフはミョンヒの部屋へと忍び込み、ある一枚の写真を見つけます。それは、キム・ムンホの依頼内容とジョンフの過去と大きく関わっていくものとなります。

・・・なんと、5人の人物が写る写真は、ジョンフが父の形見として持っていたものと同じものだったのです。何のための遺伝子検査だったのか?自分の追っているヨンシンと自分の父はどう関わっているのか?ジョンフは、ヨンシンへ高い関心を寄せることになります。普段であれば、日中に普通に働いたことのないジョンフでしたが、ジョンフに指令を下す人物である“おばさん”の反対を押し切り、ジョンフは偽名を使ってヨンシンのいる新聞社に潜入するために入社します。そして、ヨンシンの後輩として一緒に仕事をすることになります。一方、ヨンシンとの遺伝子検査をしたキム・ムンホは、ある真実に確信を持ち、自身の勤めるチェイル新聞社を退職して、ヨンシンの働くサムデーニュースを買収し、社長に就任するという大胆な行動に出ます。
その真実とは、死んだとされていたミョンフの娘が生きていたということ、そして、それがヨンシンだったことです。

 

ムンホは、自分の兄が、なにか悪事に加担していることを、以前から疑っていました。それは、大企業オメガの代表であり“御大”と裏で呼ばれていた人物と深く関わっていました。しかしながら、その莫大な資産源をどのようにして入手していたのか、実証がつかめずじまいでした。

それを暴く決心が、兄が代表を務めるチェイル新聞を辞めた時にありました。そして、芸能スクープしか取り扱わないサムデーニュースのメンバーで、その真実について調査を開始します。そんな折、ジョンフはずっと行方知れずであった師匠と再会を果たします。そして、自分の父親が殺人犯の容疑者として刑務所で亡くなったことを聞かされ、深く傷つきます。

本当に父は人を殺してしまったのか、ヒーラーとしても、その調査をするのでした。そんなヒーラーの存在を知った“御大”は、ヒーラーを始末するように命じます。罠に引っかかってしまったジョンフは、窮地に追いやられます。そんな時に自分を育ててくれた師匠が身代わりとなり、敵の配下に捕まってしまったのでした。そして、刑務所での取り調べを受けている最中に師匠は、毒を盛られてこの世を去ってしまうのでした。
実の家族のように慕っていた人物だっただけに、深く傷つき心身ともに弱りきるジョンフでしたが、ヨンシンの献身な看病により気力を取り戻し、師匠の仇をとることを心に誓います。

そして、“御大”について調べていくうちに、サムデーニュースに一本の電話がかかってきて、スクープ情報が入ります。その情報は、“御大”の行った人としてやってはならない恐るべき悪事の全てでした。その情報源を手に入れたジョンフ達は、その情報を提供してくれた人物の取材に成功し、全ての悪事の主犯格であった“御大”を逮捕させることに成功したのでした。

すべてが解決した後、ヨンシンが自分の娘であることを知りミョンフとヨンシンは再開を果たします。そして、ジョンフはヒーラーとしての生活を完全にやめて、愛するヨンシンと一緒に取材に同行しカメラマンとして、働く平穏な日々を手にしたのでした。

ジョンフはなぜヒーラーになったのか?

ジョンフの父は、物心がつく頃には亡くなっていました。そして、母は幼いジョンフを祖母の元に残し、再婚して家を出ていました。
父母のいないジョンフは学生時代にいじめを受けることも。そして、誰にも心を許さず、いじめてきた相手に暴力を振るい少年院へと送られます。そのころには、唯一の親族の祖母も他界しており、出所したジョンフは孤独でした。そんなジョンフを出迎えたのが、のちの師匠でした。

師匠はジョンフの祖母の家を勝手に売り払い、そのお金を持っていました。そのお金が入った通帳が欲しければ、俺についてこい。なんとも勝手な命令でしたが、これはジョンフを思っての行動であったと分かるのはずっと後のことでした。その出会いをきっかけに、ジョンフは戦力すなわち自分を守る肉体をつくる特訓をしながらの師匠との共同生活が始まります。
高卒認定試験も合格し、ようやく一人前として認められたかと思ったら、師匠は旅に出てしまうのでした。師匠はジョンフにとって、家族のような存在になっていたので、ジョンフにとってまた訪れた孤独な日々でした。そして、既に備わった能力を武器にヒーラーとして、身を隠して生活をするようになったのです。

ある写真に写る五人の人物は?

ジョンフがヨンシンに関心を寄せるきっかけとなった、ある一枚の写真には、5人の人物が写っていました。
それは、ジョンフの父、ジョンフをヒーラーとして育ててくれた師匠、そしてミョンフ、ミョンフの亡くした元夫、ミョンフの現夫でありムンホの実の兄であるキム・ムンシク。そしてこの写真を撮ったのは、まだ幼い子供だったムンホでした。

この5人は学生時代に政府の言論統制に反対する運動を行っていました。
写真は、その当時に撮ったものでした。
そして、殺人の容疑者として命を落としたジョンフの父とミョンフの元夫すなわちヨンシンの父を見捨て、虚偽の調書を作り二人を悪人に仕立て上げた裏切り者が、ムンシクだったのでした。