2022年1月21日公開予定の「真夜中乙女戦争」。
10代・20代を中心に圧倒的支持を受け、Amazon総合カテゴリでベストセラー1位を獲得した作家Fさんの初小説が原作です。
「東京破壊計画と、たったひとつの恋。この夜、どちらしか選べない。」
このキャッチフレーズのとおり、平凡な大学生の”私”が二者択一を迫られる物語です。
主人公”私”の退屈な日常が、不思議な魅力を持つ”先輩”とカリスマ的魅力を持つ”黒服”と出会ったことで恋と破壊をもたらし、スリリングでサスペンスフルに一変していきます。
物語の核となる謎の男”黒服”の正体は一体誰なのか?
物語の舞台でもある東京タワーが答えの意味とは?
謎が多くてとても気になりますよね!
今回は「真夜中乙女戦争の黒服の正体は誰?東京タワーが答えの意味を考察!」をテーマに、掘り下げて考察しお届けしていきます。
ぜひ最後までご覧ください!
Contents
真夜中乙女戦争の黒服の正体は誰?
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東京破壊計画と、たったひとつの恋。
この夜、どちらかしか選べない映画『#真夜中乙女戦争』
꧁ 本予告・ポスター解禁 ꧂主題歌は #ビリー・アイリッシュ
「Happier Than Ever」に決定✧本予告はこちら▼https://t.co/hHrmlFyTU6
2022.1.21(金)#永瀬廉 #池田エライザ #柄本佑 pic.twitter.com/DJZj2Cgn7K
— 映画『真夜中乙女戦争』公式 (@mayonaka_otome) November 16, 2021
まず、”黒服”の正体を簡単なあらすじとともに考察していきますね。
真夜中乙女戦争ってどんな映画?
「真夜中乙女戦争」は作家Fさんの独創的な世界観を持つ初小説が原作となっています。
10代・20代を中心に、特に大学生に人気があり、Amazon総合カテゴリではベストセラー1位を獲得しています。
主演は永瀬廉さん(King&Prince)、他キャストに池田エライザさん、柄本佑さん。豪華な顔ぶれですね!
簡単にあらすじを見ていきましょう。
4月、上京して東京でひとり暮らしを始めた大学生の”私”。
大学の講義は恐ろしく退屈で友達も恋人もできず、やりたいこともなりたいものもなく、無気力で鬱屈とした日々を過ごしていました。
そんな中、非常に憂鬱で美しい顔立ちをした凛々しく聡明な”先輩”と、人の心を掌握し心酔させてしまうカリスマ的魅力を持つ謎の男”黒服”と出会います。
少しずつ”先輩”との距離は近づくも大学からは足が遠のきます。
また、”黒服”とはささやかな悪戯を仕掛けたり、廃墟に映画館を作り客を呼んで真夜中に上映会をしたりと退屈とは真逆の時間を過ごすように。
やがて映画にも飽き、”黒服”と”黒服”に心酔し常連になった客たちの言動が激しさを増して「東京破壊計画=真夜中乙女戦争」が開始されます。
12月、真夜中の暴走が始まり”私”と”先輩”は最悪の事態へ巻き込まれていくというストーリーです。
平凡な日常から急展開していく内容に、目が離せませんね!
映画では一体どんなラストを迎えるのでしょうか。
上映されるのがとても待ち遠しいですね。
真夜中乙女戦争の黒服の正体は誰?
°˖✧ ℋ ℬ ✧˖°
本日12/16は、
“黒服”役 #柄本佑 さんのお誕生日です
おめでとうございます劇中のカリスマ性溢れる
“黒服”の姿をお楽しみに…⬛✨#真夜中乙女戦争@tasakueats pic.twitter.com/AniFDecR5I— 映画『真夜中乙女戦争』公式 (@mayonaka_otome) December 16, 2021
物語の重要人物のひとりである謎の男”黒服”。
その正体はいったい誰なのでしょうか?
原作を元に考察していきます。
結論から言うと、”黒服”の正体は東京タワーです。
”私”が心の中で生み出した東京タワーが形として現れたもの、といった感じでしょうか。
どのように”黒服”が形として現れたのか、実在しているならば”黒服”の姿は他の人々に見えるのか、はっきりとは描かれていません。
「え?」と一瞬戸惑ってしまいそうですが、”黒服”のセリフや動きから”私”の中の東京タワーだと読み取れる描写がいくつかあるんです。
”黒服”の”私”に対するセリフと、関連する場面についていくつか挙げてみます。
・「俺はおまえが俺と会う前まで、どこで何をしていたかも知ってる」
”私”自身の行動なので、もちろんわかるはずです。
・「お前は俺と会う前、俺に何度も会いに来てくれた」
まるで義務のように何度も東京タワーに足を運んでいました。
・「それに俺にラブレターも送っている」
東京タワーにラブレターを送っています。
・「でも結局、言葉も、おまえも、役に立たない」
この言葉の続きは「すべて終わる。おまえには意味はない」。”私”の言葉です。
・「何なのかとは何なのですか」
東京駅で職務質問された時、”私”が返した言葉です。
・「この瞬間のために生まれてきたんだ」
”私”が思ったこと。それを”黒服”が先に言葉に出しました。
・「もう何十年もこの景色を見てきた」
大学生なのに、何十年というのは違和感があります。
しかし東京タワーだとすれば納得できますね。
セリフだけでなく物語終盤の”黒服”の姿にも東京タワーであると思える描写があります。
”私”と”黒服”は東京タワーの展望台にいますが、その真下で火が放たれます。
まだ火の手が回っていないのにも関わらず”黒服”は咳き込み、自分の胸を掻きむしり始め、持っていた煙草を捨てたのに口の中からずっと煙を出し続けます。
熱い熱いと呻きながら、膝が地面に落ちていきます。
”私”が”先輩”に電話している最中に横を見ると、もう”黒服”の姿はありません。
階下では火が放たれているので、”黒服”が東京タワーなら熱いと感じるでしょう。
姿がないのは”黒服”が役目を終えたため、形として存在する理由がなくなったからです。
これらのセリフや行動から、”私”が心の中で生み出した東京タワー=”黒服”だとすると筋が通りますよね。
”黒服”の正体は東京タワーで間違いなのではないでしょうか。
東京タワーが答えの意味を考察
☽ : ゚ ・ ⋆ 。 ✰
映画『#真夜中乙女戦争』
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— 映画『真夜中乙女戦争』公式 (@mayonaka_otome) December 14, 2021
次に、「東京タワーが答え」について考察していきたいと思います。
”私”の東京タワーに抱く思いとは?
”私”は東京タワーにラブレターを送ったり、「愛を滔々と口にせず語った」りするほど愛しています。
しかし同時に「不幸の根源」「不可能の象徴」「憎んでいる」という負の感情も強く抱いています。
とても複雑ですよね。
そして、”私”は東京タワーを「永遠」と定義しています。
「永遠」は”私”が欲しいもの。
でもそれを手に入れることは出来ません。
では、手に入れようとしても手に入れられない愛おしいものに対して、残りの人生でできることといえば何か。
- そんなものに憧れたまま死ぬか
- それから目を逸らして生きるか
- 目を逸らさず、それをぶっ壊すか
”私”はこの3択しかないと思っています。
”私”が選んだのはどれなのでしょう?
選んでしまったのは一番最後の選択肢。
これが最悪の事態を招いてしまいます。
「東京タワーが答え」の意味とは
「僕が最初からやるべきだったのは、おまえを燃やすことだった」と”私”のセリフにあるように、”私”の願望は東京タワーを通して達成されます。
「この鉄塔に全責任があった」というセリフからは、”私”の思考や行動理由はすべて、東京タワーがもたらしたものと読み取れます。
また、心を奪われていた”黒服”の存在にも大きな影響を受けています。
出会った当初は「友達になってくれ」と頼むほど、”黒服”に心を奪われていました。
真夜中に映画を見たり、共に過ごすうちに分かり合えていたはずが、徐々に”黒服”は過激になっていきます。
はっきりとした描写はないのですが、元々”私”の中にあった破壊衝動が”黒服”を通して表れて暴走してしまい、取り返しのつかない事態を招いてしまったのではないでしょうか。
”黒服”の正体は東京タワーと考察したことも含めると、”私”の思考や行動はすべて東京タワーに答えがある、という意味なのではないかと思います。
まとめ
⠀⠀⠀
✰ ⋆ 。 :゚・ * :゚ ・⋆☽⠀ 恋
⠀ と、
破
壊。二つの出会いが
退屈な日常を一変させるー#真夜中乙女戦争 pic.twitter.com/Tdw9KQByOp— 映画『真夜中乙女戦争』公式 (@mayonaka_otome) December 12, 2021
いかがでしたでしょうか。
「真夜中乙女戦争の黒服の正体は誰?東京タワーが答えの意味を考察!」をテーマにお届けしました。
”私”が「一体どこから間違ってしまったんだろう」と後悔しているように、「どうしてその選択をしちゃったの!?」と痛々しく感じられました。
原作の小説は突き刺さる言葉が溢れていて魅了されてしまい、あっという間に読み終えてしまいますよ。
とてもおすすめなので、読んでみてはいかがでしょうか。
映画の予告編を見ましたが、「”最高に過激で美しい夜更かし”の物語」のキャッチコピーの通りの映像美、ビリー・アイリッシュの主題歌もとても良い世界観を作り出していると思います!
原作の最後、二宮監督によると小説と映画は「同じものとも別のものとも割り切ることが出来る」とのこと。
”黒服”の正体は誰なのか、東京タワーの答えの意味は、映画ではどのように描かれるのか、考えをめぐらせるところが盛り沢山ですよね!
「真夜中乙女戦争」は2022年1月21日公開予定です。
ぜひ映画館にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
舞台となった東京タワーにも行ってみたら臨場感を味わえるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。