2021年7月30日に映画「パンケーキを毒見する」が公開されます。
映画「宮本から君へ」「新聞記者」「空白」などを手掛けたスターサンズの河村光庸プロデューサーが企画・制作したドキュメンタリー映画です。
なんと現政権である菅義偉総理の素顔に迫る政治バラエティ映画とのこと。
日本では初の試みとなる映画なので、その内容が今からとっても気になりますよね!
どのようなあらすじで、どのようなキャストとなっているのでしょうか。
また、タイトルとなっている「パンケーキを毒見する」の意味とは?
パンケーキを毒見するタイトルの意味は? 映画の内容あらすじキャストも調査! と題してお届けします!
Contents
パンケーキを毒見するタイトルの意味は?
たたき上げ?権力志向?勝負師?菅首相の素顔に迫る!
シニカルな鋭い視点で日本政治の現在を映しだす、
かつてない政治バラエティ映画が誕生!!こんな日本に誰がした?政府もニッポン人もヤバいぞ!#パンケーキを毒見する
7月30日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。 pic.twitter.com/Tx7hDDSThe
— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) June 25, 2021
タイトルの「パンケーキを毒見する」とはどのような意味なのでしょうか?
タイトルの意味を考察する前に、まずは映画「パンケーキを毒見する」がどんな映画なのか見ていきましょう。
パンケーキを毒見するってどんな映画?
映画「パンケーキを味見する」は、現職の総理大臣である菅義偉総理の素顔に迫るドキュメンタリー映画です。
公式サイトには、シニカルな鋭い視点で日本政治の現在を映し出す、かつてない政治バラエティ映画とあります。
菅総理は安倍元総理に比べると地味な印象で、すぐに辞めるのではないかと言われてきました。
とはいえ日本という国を任せた総理大臣です。
そんな菅総理が、本当はどういう政治家で、何を考えているのかということを知っている人は少ないのではないでしょうか。
【プロダクションノート①】
『#新聞記者』『#i新聞記者ドキュメント』で異常事態にある日本の今を映画にしてきた #スターサンズ の #河村光庸プロデューサー。#菅首相 誕生の瞬間から『#パンケーキを毒味する』の企画は始動した。#望月衣塑子 pic.twitter.com/j8yn8lYbqu— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 21, 2021
プロデューサーの河村さんは、「菅総理の正体を暴く映画」だと言ったそうです。
とはいえ、現政権や菅総理をいたずらに批判したり、スキャンダルを暴こうとするドキュメンタリー映画ではないそうです。
現役の政治家や元官僚、ジャーナリスト、そして各界の専門家の菅総理に関する証言や過去の答弁を徹底検証。
あくまでも公平な立場で菅総理という人物や、日本の政治で起きている現状を提示したものだそうです。
映画の中ではブラックユーモアが効いたアニメーションも出てきます。
真正面から政治を深掘りするのではなく、若者や普段政治に興味のない人も気軽に楽しめて、菅政権や日本の「変なところ」を考えてもらう政治バラエティ映画とのことです。
パンケーキを毒見するタイトルの意味は?
それでは、タイトルの「パンケーキを味見する」とはどのような意味なのでしょうか?
菅義偉総理は大の甘党で、パンケーキが大好きだそう。
総理就任後まもなく、番記者を集めての懇談会が行われた場所が、なんと原宿の有名パンケーキ店「エッグスンシングス」でした。
パンケーキ推し(好き)という以外は○ヨクおじさんの妄想という物悲しさ。
菅総理、あの年齢になられて朝からパンケーキ食べるってよっぽど好きなんだね。
九段下のgramにも行ってたようだし。
ハワイ繋がりでbillsにも是非!#ラサール石井#エッグスンシングス #パンケーキ#菅総理 pic.twitter.com/Ftb5CfbwVr— おとの (@tonoton47967402) October 4, 2020
これは「パンケーキ懇談会」とも言われ、菅総理のイメージ戦略だったとも言われています。
しかし、世間では一部記者とのオフレコの懇談会ではなく、ちゃんと記者会見をという批判もされていました。
【プロダクションノート⑬】
「#パンケーキ」といえば菅首相。就任直後、全く会見を開かないのにパンケーキ懇談会だけは特定の記者とオフレコで開かれた、という問題。いわば「マスコミと総理との関係性の“おかしさ”の象徴」 pic.twitter.com/vF9Gze0QAD— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 23, 2021
映画「パンケーキを毒見する」のパンケーキはこういった経緯から出てきたものだったのですね。
つまり、パンケーキとは菅義偉総理大臣、ひいては菅政権のことを指しています。
公式サイトの文言には「あなたも毒見してみませんか?パンケーキ政権の甘い罠」とあります。
その文言の通り単純に考えますと、「パンケーキ政権=菅政権がどのようなものか見てみませんか? 」と解釈できます。
それでは「甘い罠」とはなんなのでしょうか?
菅総理には、前述したように「パンケーキ懇談会」や「新しい元号は令和です」と発表した「令和おじさん」という少し優しい(甘い)イメージがあります。
しかし、それはあくまでイメージであり、政治の現場で実際に行われていることはそんな甘いものではない、という意味で「甘い罠」としたのではないでしょうか。
公式サイトには「ふわふわに膨らんで美味しそうなのに、中身はスカスカ。
まるでパンケーキのような菅政権」とも書かれています。
それでは、もう少し映画の内容も踏まえて深く考察してみましょう。
7月30日公開の映画『パンケーキを毒見する』を観て、菅総理は恐ろしいと思ったのは、どんな社会を望むのか、なんの理想もビジョンもなく、自分の考えも言葉もなく、からっぽのまま日本の指揮権を握っているということで、ある意味、独裁者よりも不気味で、今の日本を象徴する指導者だと思う。 https://t.co/nLFsZNCYvx
— 町山智浩 (@TomoMachi) July 27, 2021
こちらは試写会を見た人の意見です。
「菅総理には何の理想もビジョンもなく、自分の考えも言葉もなく、空っぽ」だとあります。
これは「中身がスカスカのパンケーキ」に当てはめられるのではないでしょうか。
続いてこちらのツイッター。
都議選の日は『パンケーキを毒見する』見てた。自分の行為も説明できない菅義偉が「権力を求め、権力に酔いしれ、権力を守り続けたい」既得権益にどっぷり浸かった人物であることが改めてわかりやすくまとめられてた。健全で真っ当な批判精神。安倍晋三も見逃してない&小選挙区制の問題も触れてた。
— 常川拓也 (@tsunetaku) July 6, 2021
菅総理は何よりも権力を求め、権力を守りたい人物とのことです。
「権力=パンケーキのように甘いもの 」とも解釈できますね。
パンケーキのように中身がスカスカなのに甘いもの(権力)にどっぷり浸かっている、とも捉えられます。
『パンケーキを毒見する』。安全安心の“ばくち打ち”たる菅義偉についての風刺ドキュメンタリー。権力はいかに構築され、いかに行使されるか。どのように監視し、国民は関われるだろう? 良い権力は上から自動で降ってきはしない。赤旗の編集部など興味深い。外国映画で見ても日本に珍しいタイプの作品
— Watabe Gen 渡部幻 (@geeen80) July 13, 2021
映画の中で菅総理は、大胆なバクチを打ちながら、様々な手段で他人に施しを与え、官僚やマスコミを想うままに動かしてきた人物と感じられるそうです。
パンケーキ懇談会で、パンケーキをマスコミに振る舞ったことは、マスコミに施しを与えたということと重なります。
また、「バクチを打つ」ということは「毒見をする」という行為につながる気がするのですが、いかがでしょうか?
続いて、こちらの意見。
『パンケーキを毒味する』で笑っちゃうのは、菅総理の答弁のひどさ。官僚が書いた原稿を理解しないままひたすら読み続ける。自分の言葉で語ることもできない人に国を任せる怖さ。それが人々を政治嫌いにさせて、政治への関心を失わせ、投票率を下げて、無能な政権を維持することになる。 https://t.co/h7Avi8Cmue
— 町山智浩 (@TomoMachi) July 27, 2021
国会答弁があまりにもひどく、政治にうんざりさせることで政治嫌いにさせ、政治への関心を失わせることで無能な政権を維持しようとしている、とあります。
ひどい国会答弁がまさかの作戦だったとしたら?
政治に関心を寄せさせないようにすることが、もしかしたら甘い罠なのかもしれません。
タイトルにどのような意味が込められているのか考察してみましたが、みなさんも映画をご覧になって考えてみてくださいね!
映画の内容あらすじキャストも調査!
#パンケーキを毒見する 冒頭映像公開致します!
TWITTER用に少し短くなっております。
菅氏に近い自民党議員たちが結成した「ガネーシャの会」所属の若手議員をはじめ、市議会や県議会の議員たち、マスコミに評論家、さらにはホテルやスイーツ店までが取材拒否されました。 pic.twitter.com/lxgkTYHnIn
— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 2, 2021
それでは、ここからはもう少し具体的な映画の内容やキャストについてご紹介していきます。
映画の内容あらすじキャストも調査!
映画は、菅総理本人や周辺の自民党議員のインタビューをことごとく断られたという冒頭から始まります。
そして、菅総理の生い立ちを紹介。
知っているようで知らなかった、その歩みと政治手法
秋田のイチゴ農家の息子に生まれ、上京後、段ボール工場で働いた後に進学。国会議員の秘書を皮切りに、横浜市議会議員、衆議院議員を経て、その気配りと才覚で首相にまで登りつめた。#パンケーキを毒見する pic.twitter.com/kosFO1tQcE
— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 25, 2021
誰が見ても分かりやすく、親みやすい映画にするため、ブラックユーモアを含んだアニメーションも登場します。
【プロダクションノート⑰】
「今の日本が陥っている“ばかばかしさ”のようなものを、笑いの中で表現してみたい」内山監督は童話のような、物語性のある短編アニメーションを5本作り、本編の中に挟み込んだ。#内山雄人 監督 #パンケーキを毒見する pic.twitter.com/hmDVVDaZHW— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 24, 2021
ドキュメンタリーですので、キャストは実在の人物ということになります。
映画の中に登場するのは、政治家の江田憲司氏・村上誠一郎氏・石破茂氏。
【プロダクションノート⑧】#菅首相をよく知る #村上誠一郎、#石破茂 #江田憲司 国会議員3人が揃って「現政権の力はあまりにも強くなりすぎている」と認めつつ「でも、選挙に勝っているから」と、半ばあきらめたように語るのを聞いた内山監督は、そうした状況を許してしまっている元凶に迫る pic.twitter.com/FKXFQEH7z8
— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 22, 2021
それから、菅官房長官時代にバッシングされた古賀茂明氏、前川喜平氏。
【プロダクションノート⑨】
企画当初から参加していた、元経産省官僚の #古賀茂明 氏は自身の経験から「菅さんによる圧力」を事細かく語った。「【I AM NOT ABE】は実は【I AM NOT SUGA】だったんです。」#報道ステーション #報ステ #パンケーキを毒見する pic.twitter.com/g1TCqILjtq— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 23, 2021
ジャーナリストの森功氏、鮫島浩氏。
【証言⑧】
「(菅さんは)苦学して成り上がってきた人だというイメージだが、実際は名家の子供だったー。」#森功(ノンフィクションライター)#パンケーキを毒見する pic.twitter.com/Z3N97unj1B— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 26, 2021
国会答弁の解説では上西充子法政大学教授が登場されます。
【証言②】「政治にうんざりするようなことが続いているが、うんざりさせるのはむしろ(#菅政権 の)作戦なんじゃないか。だって投票率低い方が安泰、高いと政治が動いちゃうかもしれないから」#上西充子(法政大学教授)@mu0283 #パンケーキを毒見する #国会パブリックビューイング @kokkaiPV pic.twitter.com/ugRuw1wUX1
— パンケーキを毒見する (@pancake_movie) July 17, 2021
様々な人たちの証言から菅総理とは、菅政権とはどのようなものなのかということをあぶり出す構成となっているようです。
まとめ
パンケーキを毒見するタイトルの意味は? 映画の内容あらすじキャストも調査!と題してお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
タイトルの意味は、パンケーキが大好きで、「パンケーキ懇談会」を開いた菅総理大臣をパンケーキに見立てたものだということが分かりましたね。
映画の内容・あらすじとしては、現政権を真正面から批判するものではなく、様々な関係者の証言から菅総理や菅政権の現状を中立の立場で描いたドキュメンタリーのようです。
また、政治家やジャーナリスト、大学教授など様々な人物がキャストとして登場することが分かりました。
政治に興味がある人もない人も、映画「パンケーキを毒見する」を見てから、秋の選挙へ出かけてみませんか?